理学療法士にとって今後の給料昇給は死活問題です。
病院サラリーマンでは管理職でないとなかなかあがりません。
管理職は誰でもなれるわけでないし、定年もこれから引き上げられるので上の世代がやめてくれないのでますますなりにくいです。
そんな中給料をあげる手段として資格をとることがあげられます。
多くある資格の中で呼吸認定療法士がいいと思います。
私も取得しました。
呼吸認定療法士は今すごく人気です。
職種別にみると看護師が取得するケースが多いようで、理学療法士は2番目に多いです。
呼吸認定療法士になるためには理学療法士は実務経験2年以上必要です。
認定委員会が認める学会や講習会に出席して、12,5点以上の単位が必要です。
試験を受けるために講習をうけるのですが、申込みが殺到します。
早く申し込まないと、定員がありますので受けれません。
この講習会を受けないと呼吸認定療法士の受験資格を得れません。
ここでは将来性の内容になっていますので呼吸認定療法士に必要な受験資格や申し込み手順は割愛します。
3学会合同呼吸療法認定士認定講習会とググってみてください。
今後ますます呼吸のリハビリの必要性は高く将来性はあるにもかかわらず、給料の昇給はアンケート結果ではほとんどの病院は影響なしみたいです。
しかし、給料昇給は
病院とのの交渉次第だと思います。本人の交渉力、プレゼン力次第です。
せっかく資格とるためにお金や時間をかけるのだから給料に反映させたいですよね。
理学療法士は資格を取得しても給料が上がらない
多すぎる認定資格
理学療法士は認定資格がたくさんあります。
呼吸療法認定士、呼吸ケア専門士、心臓リハビリ指導士、糖尿病療養指導士
運動療法では 国際PNFインストラクター、ピラティス、マッケンジー。
徒手療法関連、筋膜リリース、入谷式足底板、認定理学療法士、専門理学療法士
などなど。
数えたらきりがないです。
どの分野を勉強したいかで、資格をとればいいと思います。
しかし、資格をとったからとしても給料があがるわけではないのでそのへんを考えてから行動しましょう。
自分の勉強したい分野か、病院の方向性に合うようにか、そういう視点も大切です。
理学療法士のセミナー代は高い
高いか安いかは人それぞれでしょうが、私は高いと思います。
内容によっては値段以上に良いセミナーももちろんあります。
また最近は新人や情報弱者をカモにしている団体がいるのでご注意を。
認定資格をとろうと思ったら大抵コースなので、金額はさらに高くなります。
PNF ベーシックコース 約10万
phiピラティスマットコース 約24万
マッケンジー 腰椎ベーシックコース 7万 など。
セミナー費用申請を病院と交渉すること
給料があがる交渉ももちろん大事と思います。
セミナー代にプラス交通費や旅費がかかり、結構な金額になってきます。
まずは病院が出張として扱ってくれるように交渉することをおすすめします、
私の病院では呼吸器疾患の患者さんが多く、呼吸認定療法士の必要性をDrに直接説明し、交渉したところ出張費として、10万がおりました。
資格とるにしても お金と時間がかかりますので、うまく考えていかねばお金がいくらあっても足りません。
もちろん、セミナーに行って勉強した方は自費で行く人も多いです。
患者さんに還元したい、ただ勉強したい、スキルアップしたいという考えの方が理学療法士は多いように思います。
しかし、そういう思考では良い方向に発展はしないと思います。
無償だけではだめです。
資格とってもあがらないのは病院にとって収益にならないから
病院は保険点数によって、経営が成り立っています。
呼吸療法認定士など、いろんな資格をとろうが点数が上がるわけでないので、病院とって収益になりません。
なので、給料は上がらないのが大半だと思います。
病院のコメディカルのアンケート調査結果をみても、ほとんど上がっていないようです。
3学会合同呼吸療法認定士の活動状況に関するアンケート調査に載っております。
病院との交渉次第では給料も上がる
可能性は低いかもしれませんが、アンケート調査結果では給与加算があったり、昇任したというケースがわずかながらあるということが大事です。
チャンスはあります。
資格を取ることで呼吸器のDrには一目置かれます。
私の場合、ただいま交渉中です。
研修費が出張費としておりたので、まず1歩進んだかなと思っています。
特に勉強会をださない病院として有名だったので、出張費としてまさかでるとは他のスタッフはびっくりしてました。
今は病院内で勉強会地道にしながらナースや患者に浸透させることが大事で、Drも巻き込んだ勉強会を企画中です。
継続させて、会議で給料上げるための交渉をしていこうかなと思っています。
学会発表や研究ももちろんいいと思います。
しかし私は今のところは考えていません。
時間をとられるからです。
まとめ
理学療法士は認定資格が多い中、意味がある自己投資をしていきましょう。
呼吸療法認定士は今後、特に呼吸器疾患が多い病院は需要が高まると思います。
昇給は少なからずあります。
まずは病院と交渉し、出張としてだしてもらえることが第一歩ではないでしょうか。
理学療法士は運動器の資格を取って勉強をしている方は多いです。
呼吸器は人気がありますが、運動器ほどはないです。みんなが目指さないところでスペシャリストになる視点も大事かなと思います。
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